LATIF

アメリカ・フィラデルフィア出身のグラミー・シンガー・ソングライター。かつて『Teen People』誌が主催していた”Who’s Next Contest”で優勝の栄冠を手にした彼は、その甘いマスクとセクシーな歌声で女性ファンを虜にしてきたが、1996年に最初の仕事となった地元銀行のCMソングを「非暴力をコンセプトにしていたから」といって引き受けたというあたりは、性愛を歌い上げるだけのR&Bアイドルとは違っていた。その後キダー・マッセンバーグのモータウンから2003年に『Love in the First』でアルバム・デビューを果たし、本名のコーリー・ラティーフ・ウィリアムズ名義ではソングライターとしても活動。これまでミュージック・ソウルチャイルド、クリス・ブラウン、フェイス・エバンス、トレイ・ソングスら数多くのアーティスト達に楽曲を提供。(自身が手がけたミュージック”Teachme”、フェイス・エヴァンス”Gone Already”がグラミー賞にノミネートされ大成功を収める。またマイケル・ジャクソンが彼の書いた曲を気に入り、歌入れしていたというエピソードも。)ゴスペルを下地とするボーカルをトレンドなサウンドと組み合わせるセンスが絶妙で、2010年にはニーヨ、リアーナを手がけるNo.1プロデューサーチーム、スターゲイトやライアン・レズリー、地元フィリーの大御所アイヴァン・バリアス&カーヴィン・ハギンズらを制作陣に迎えた『Love Is Love』を発表。本作品は日本国内だけで2万枚を超えるセールスで好評を得ると、翌2011年に『Love Life』、2013年には『IV Love』を発表、全作品でiTunesアルバムチャート1位を記録する等、その人気は国内外問わず不動のものとなっている。